「読みたい本が、読める形で存在しない」。開発途上国に暮らす障害のある人たちが手にできる本は、毎年出版される本のわずか1%以下と言われます。世界盲人連合はこの状況を「本の飢餓(Book Famine)」と名付けました。
長い戦禍を経たカンボジアとラオスでは、子どもの本そのものが少ないうえ、障害のある子どもたちに合った教材はほとんど存在しません。
しかし、子どもたちは「学べない」のではありません。一人ひとりの学び方に合った「もの」が、まだ届いていないだけです。
認定NPO法人エファジャパンは、音声の読み上げに合わせて文字がハイライトされ、絵や写真も一緒に楽しめるアクセシブルなデジタル図書「マルチメディアDAISY」を、ラオス語とクメール語で製作する取り組みを進めています。
日本にはDAISY製作用のソフトウェアがありますが、両国にはありません。だからこそ目指すのは、現地の人たちが「誰でもつくれて、誰でも使える」しくみです。
本フォーラムでは、テキストの構造化から音声化、リーダーでの再生まで、ラオス語・クメール語DAISYづくりの実際のプロセスを、うまくいったことも、まだ乗り越えられていない課題も含めてお伝えします。
図書館・出版・教育・障害者サービスに関わる方はもちろん、「本をすべての人に届ける」ことに関心のあるすべての方のご参加をお待ちしています。
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開催年
2026