開催日時
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開催方法
フォーラム会場でのフォーラム
開催方法
第6会場
定員: 200
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定員
200人

本フォーラムでは、国立情報学研究所、大学図書館、公共図書館の立場から、現状に関する核心を語っていただき、利用者の観点から討議するとどうなるのか、そもそも利用者はどのような変容を遂げるのかという掘り下げた討議を目的とする。現代社会においてAIのあり方について好意的な、あるいはその逆に敵対的な様々な言説が語られ、関係する図書も多い。しかし、図書館として、利用者の観点から討議することが最も重要なことに思える。

パネリスト: 飯野 勝則氏(国立情報学研究所特任研究員)
         河瀬 裕子氏(泉大津市立図書館シープラ・館長)
              坂倉 斉氏(追手門学院大学図書メディア課)
コーディネーター:湯浅 俊彦氏(追手門学院大学客員教授)

「これからの社会と図書館―AI時代の学術情報」(飯野勝則氏 国立情報学研究所特任研究員)

AIの台頭は、人々の情報検索行動を変化させている。こうした中で図書館や学術情報コミュニティはどのような役割を果たせるだろうか。2026年3月より国立情報学研究所(NII)では、欧米の学術向け生成AIがデータソースとして活用するOpenAlexに対して、IRDBを通じて、全国の大学図書館の学術機関リポジトリのメタデータを流通させている。これにより海外の多様な学術向けの生成AIで、日本の学術情報の利用が行えるようになった。これは、海外における日本の研究成果のプレゼンス向上に寄与していると考えられる。いわば図書館は生成AIが理解しうるコンテンツを提供することで、間接的な社会貢献を実現できる状況にある。すなわち、図書館が培ってきた信頼できる情報資源をウェブ上の情報資源と結び付け、「リンクトデータ」の基盤を構築していくことは、情報インフラとしての図書館の意味を再確認するものになるのではないか。

「AI時代の泉大津市立図書館―『朴斎文庫』活用法」(河瀬裕子氏 泉大津市立図書館長)

図書館は「知識アクセスのインフラ」であり、AIによる情報生成・検索の変化は図書館サービスに直結する。公共図書館が最も力を入れて収集・整理・保存・公開するべき資料は地域資料である。こうした地域資料・行政資料が市役所のホームページからPDFで確認できるものが増えているが、公共図書館が持っているコンテンツはデジタライズされていない。地域資料・行政資料はデジタル化やAI活用によって検索性の向上や地域課題分析などが見込める。また、泉大津市立図書館の基礎となった和漢籍「朴斎文庫」をはじめとして、文書・写真・民具などをデジタル化した「オリアムデジタルヒストリー」がある。これを活用するため、2026年7月からは図書館システムから資料検索同様にデジタルコレクションも検索できるようにする。地域資料とAIを掛け合わせることで容易に情報にたどり着くことができる。利用者の視点からAIに活用される情報を公共図書館がWeb上に公開していくのも重要な役割であろう。

「AI活用型大学図書館の最前線―追手門学院大学の挑戦」(坂倉斉氏 追手門学院大学図書館)

図書館のいちばん大きな目標は、図書館情報資源を増大させることではない。図書館のいちばん大きな目標は、図書館情報資源が利用されることを増大させることにある。すなわち「所蔵」より「利用」である。そして、「利用成果」から「新たな知見」「新たな創造」が産み出され、「知の循環構造」を構築することが最も重要であろう。

追手門学院大学図書館では「紙から電子への移行」を積極的に進めてきた。したがって、電子図書館の独自資料を活用した学びの成果としての電子書籍の制作というその後の展開は必然であった。ここで取り上げる「AIスーツケース実証実験」の事例は、これからの図書館のあり方に1つの大きな可能性を与えてくれると思われる。ちょうど、現在の図書館利用者がAIと伴走するように、図書館も課題を調査するだけではなく、AIを活用して課題の提起・解決への道筋を利用者のために形成していくべきだろう。

 

 

 

 

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開催年
2026
主催
図書館総合展運営委員会
登壇者

パネリスト:飯野勝則氏(国立情報学研究所特任研究員)/河瀬裕子氏(泉大津市立図書館シープラ・館長)/坂倉斉氏(追手門学院大学図書メディア課)

コーディネーター:湯浅俊彦氏(追手門学院大学客員教授)