子どもが犬に本を読み聞かせる「読書犬プログラム」:ドイツ・ケルン市の公共図書館の実態とは

 

 読書犬とは、図書館において子どもの読書や音読を支援する犬です。読書犬プログラムにおいて、子どもは読書犬に本を音読して読み聞かせ、読書犬は子どもに寄り添って読み聞かせを聞きます。ハンドラー(読書犬の監督者)は、子どもの読み聞かせを指導・指摘しません。

 公共図書館における児童サービスの一種として提供される読書犬プログラムは、1999年にアメリカ・ユタ州の公共図書館において世界で初めて実施されました。読書犬プログラムは、アメリカ・ドイツ・フィンランドなどの複数国で公共図書館の児童サービスとして定着し、近年ではラトビア・日本の公共図書館にも広がりはじめています。

 読書犬プログラムは、子どもの読書や発達に関する様々な課題の解決に役立ちます。

 

ポスターについて

 ドイツ・ケルン市の公共図書館における読書犬プログラムの実態についてまとめました。ケルン市の読書犬プログラムは、行政と公共図書館が積極的に連携しながら運営している点で特徴的です。また、ケルン市の読書犬プログラムの参加対象者には二つの類型が存在していることが明らかになりました。ぜひ当日のポスターをご覧いただけますと幸いです。

 

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