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「日本語研究・日本語教育文献データベース」のご紹介です。
ー目次ー
- 「日本語研究・日本語教育文献データベース」とは? ―データベースのご紹介
- どうやって文献を採用している?―採録方法のご紹介
- データベースにある本が読みたかったら?―図書室利用のご案内
1.「日本語研究・日本語教育文献データベース」とは? ―データベースのご紹介
国立国語研究所(東京都立川市)では100以上のデータベースや資料を公開していますが、その一つに「日本語研究・日本語教育文献データベース」があります。
このデータベースは、2011年から公開されています。それまで国立国語研究所で刊行していた『国語年鑑』(1954~2009)と『日本語教育年鑑』(2000~2008)の情報をベースとしてスタートし、その収録数は伸び続けています。
収録されている文献は、国内で刊行されている学術誌や大学、研究機関の紀要の論文はもちろん、論文集に掲載された論文、書評、さらには外国の学術誌に掲載された論文(日本語以外で書かれたもの)など多岐にわたり、その数は29万件を超えています(2024年9月現在)。
また、媒体も、従来の紙だけでなく、オープンアクセスで全文閲覧が可能なものについてはリンクを貼るなど、利便性を追求しています。
なお、データベース内の検索については、論文名や著者名による検索はもちろん、キーワードや分野名などからも情報を探すことができ、その結果はダウンロードもできるようになっています。
詳しい使い方は 国立国語研究所「日本語研究・日本語教育文献データベース」の使い方 (2024年版) をご覧ください。
2. どうやって文献を採用している?―採録方法のご紹介
では、データベースに収録される論文等は、どのようにして採用されていくのか、そのプロセスを簡単にご紹介します。
情報源は、研究所にある図書室の蔵書です。この図書室は、日本で唯一の「日本語に関する専門図書館」で、16万冊超の図書や約6000種の雑誌等を所蔵しています(2023年4月現在)。
ここに随時追加される文献を、数名の研究員が読み込んだうえで、この「日本語研究・日本語教育文献データベース」に加えるべきかどうか判断していきます。収録対象となった場合は、論文がどの研究分野に関するものかという情報を付与したうえで収録します。
複数の研究員が関わりますので、もちろん判断が一致しない場合も、分野が多岐にわたる場合もありますが、その場合は研究員同士で話し合って、決めていきます。
3. データベースにある本が読みたかったら?―図書室利用のご案内
最後に、図書室利用のご案内です。
データベースには、個々の論文についての所蔵情報等も入っています。それらをもとに、図書室をご利用いただくことも可能です。
図書室は、東京都立川市にあります。利用方法など、詳しい情報は
国立国語研究所 研究図書室
または、「あなたも使える専門図書館2024」(出展中)にてご確認ください。