昨年は来場者投票賞5位を受賞した三康図書館。
今年のポスターも力作を製作♪会場にてお会いしましょう!
会場では、過去の展示チラシも掲示しました。
◆会場ポスター番号は「03」です!
防災専門図書館さん、国立女性教育会館さんの間、実践女子大学 図書館学生スタッフ ららすた さんの裏側です。
11月8日以降、会場の様子を撮影した画像をアップしますので乞うご期待♪
★「あなたも使える専門図書館2024」パネル展示に参加しています!
★「越境・Openのための逗留地」11月5日(火)17:00~
「あなたも使える専門図書館2024」メイキングトークに登壇します
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本ページでは、ポスターの内容とは一味違った情報をお届けします。
三康図書館が最近取り組んでいる広報活動の内実をご紹介します。
多岐にわたる分野を所蔵する私立図書館の広報!
三康図書館は私立大橋図書館(1902-1953)の蔵書約18万冊を引き継ぐ一般公開している私立図書館です。
このように、明治、大正、昭和戦前期の書籍、戦前の大衆雑誌もあれば、江戸期の写本や巻子本もあります。
戦前の観光書や古地図、語学書や教科書、入試問題集もあれば料理本や児童書、紙芝居、文学書も洋書もあります。
これだけたくさんの分野の古書を網羅して所蔵しているにも関わらず、三康図書館は研究者にも図書館員にも知られていないのです。
ありとあらゆる分野の研究者に使ってもらうために何が必要だろう・・・
様々な分野の歴史研究者に知ってもらおう
三康図書館が所蔵する資料のほとんどが古書です。江戸時代から昭和戦前期までに刊行された資料です。
こういった資料を使う方の多くは、歴史研究者です。
研究者に情報を届けるにはどこに発信すればいいのか・・・学会!
学会だ。学会探そう。
学会を探すためインターネットの海に漕ぎ出した三康図書館職員。
webの荒波に揉まれているうちにたどり着いたのが「日本学術会議」
なんかそれっぽいぞ。
日本学術会議のサイト内をさまよう内に見つけた「学会名鑑」なるデータベース。
これこれ、こういうのを探していたのだよ。と俄然やる気を出し、おそるおそる検索窓に「史学会」と入力して検索ボタンをクリックすると・・・
うわ~~~( *´艸`) たくさんある~
ということで、歴史研究者へ三康図書館の名前を届けるため行動に移す段階になりました。
実践1 日本地理学会 <戦前の地理教材>
まず実践したのが2024年3月に日本地理学会春季学術大会が開催されることに合わせて、「3月蔵書紹介 戦前の地理教材 教科書・学習参考書」
展示リストは三康図書館の蔵書紹介ページをご覧ください
展示内容とチラシの準備を終えた段階でさっそく学会事務局へご相談メールを。そして学会ページをくまなく歩きまわり、賛助会員のなかには様々な出版社や団体があること知り、いくつかの賛助会員にも個別にチラシと三康図書館パンフレットを送付してみました。
展示期間中にチラシを見たという方が来館されたのです(ノД`)・゜・。
嬉しい。嬉しすぎる。
実践2 社会経済史学会 <戦前の経済書>
次に実践したのは、5月に開催された社会経済史学会の全国大会に合わせて、5月蔵書紹介「戦前の経済書」と題して12冊を紹介展示することに。
事務局へ連絡したところ、快くチラシとパンフレットの設置を承諾いただきました。優しい。展示リストはこちら
大会プログラムを見ると江戸時代の経済事情から近代日本の貿易や産業の動向を扱った研究テーマが並んでいました。
参加者としてむしろ行って話を聞きたいと思いました。
実践3 体育史学会 <相撲の歴史>
6月には体育史学会の大会が開催されることに合わせて6月ミニ展示「相撲の歴史」を開催。
三康図書館が所蔵する浮世絵(錦絵)や古典籍資料のなかから「相撲」をテーマにご紹介! チラシの絵は、東洲斎写楽画『大童山土俵入』です。
実践4 日本看護歴史学会 <看護の歴史>
8月には日本看護歴史学会の学術集会に合わせて8月蔵書紹介「看護の歴史」を開催。
戦前に刊行された看護学や救護などの医学書を中心に50冊を紹介。
展示リストはこちら
『空襲下の救護法』や『空襲救護』といったタイトルもあって、時代を感じさせます。医学分野の図書のなかにある「民間療法」ゾーンの資料は面白いので今度展示でやりたいと思っています。
実践5 日本アメリカ史学会 <戦前のアメリカ>
9月は、日本アメリカ史学会第21回年次大会にあわせて、戦前に刊行されたアメリカに関する図書60冊を紹介。
チラシに使用したのは『特命全権大使米欧回覧実記. 第1編』という1878年に刊行された図書から使用したものです。地名が漢字表記となっているところがありますが、みなさんは読めますか?
展示リストはこちら
実践6 経営史学会 <戦前の商工案内>
10月には経営史学会の全国大会が開催されるのに合わせて10月蔵書紹介「戦前の商工案内」を開催。
私立大橋図書館から引き継がれた資料は、大橋図書館の独自分類のまま現在も書庫内に配架されております。
経営の分野は「実際経営」「経営事情」といった分野名となっております。そのなかでも「商工案内」という地域の企業や商店、商業施設や観光地を紹介する書籍をピックアップして紹介しました。
展示リストはこちら
三康図書館の広報は続く・・・
学会名鑑には、「交通史学会」「教育史学会」「軍事史学会」「音楽史教育学会」「化学史学会」「書学書道史学会」「スポーツ史学会」「鉄道史学会」「日本歯科医史学会」「法制史学会」「幼児教育史学会」「日本会計史学会」・・・
と、色々な学会があることがわかります。
そう、これらすべての分野の資料が三康図書館にあります!
私立大橋図書館から引き継がれた資料18万冊、そして三康図書館として収集してきた8万冊の資料、合わせて26万冊の資料がもっともっと多くの方々に使われることを目指して頑張ります。
もちろん、研究者ではない方々、古書に興味のある方、浮世絵が好きな方なども大歓迎です!
ぜひ、東京タワーや芝公園、増上寺への観光に来た際には三康図書館へお立ち寄りください。
イベント告知
2024年度第2回講演会「明治期博文館の筆禍」(11月17日14:00~15:30)
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★会場とYouTube配信のハイブリッド開催ですので遠方の方もお気軽にお申込みください
★上記講演会ページ内のGoogleフォームからお申込みされたすべての方には、後日アーカイブ動画を配信いたします
〒105-0011
東京都港区芝公園4-7-4明照会館1階
TEL:03-3431-6073/FAX:03-3431-
URL:https://sanko-bunka-
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