〈JIFに振り回されず,「賢く」活用するために〉
〈内容紹介〉
ジャーナル・インパクトファクター(JIF)は「学術誌の注目度」の指標である。
国際的な学術誌に関わると必ず目にする指標だが,その成り立ちや付与の基準,活用法等は,実際にはあまり知られていない。
本書では,研究者・図書館員・学術誌編集者ほか,業務でJIFを扱うさまざまな立場の人がJIF と向き合うことになったとき,それに振り回されることなく,JIFを本来の学術誌分析に「賢く」活用できるよう,基礎知識から最新動向までを解説している。
〈目次〉
序章
⦿Ⅰ部 基礎編
1章 ジャーナル・インパクトファクターの基礎知識
2章 ジャーナルの厳選基準と独自のキュレーションプロセス
3章 引用分析データ利用の基本
⦿Ⅱ部 実践編
4章 ジャーナル・インパクトファクターのデータを読み解く
5章 学術誌編集とジャーナル・インパクトファクター
6章 さまざまなジャーナル評価指標
⦿Ⅲ部 ライデン声明以降のジャーナル・インパクトファクター
7章 責任ある研究評価へ
〈著者略歴〉
棚橋 佳子(たなはし・よしこ)
現在,一般社団法人情報科学技術協会理事・副会長,立教大学兼任講師および帝京大学非常勤講師。
南山大学外国語学部イスパニア語学科卒業。米国メリーランド州立大学カレッジパーク校図書館情報学修士課程修了(MLS)。
ユージン・ガーフィールド博士が創設した旧Institute for Scientific Information(ISI)社に1995年入社。同社トムソン・サイエンティフィックを経て,トムソン・ロイター・プロフェッショナル㈱営業統括本部長。
2014年よりクラリベイト・アナリティクス・ジャパン㈱取締役を経て,現職。
〈書誌事項〉
棚橋 佳子 著
2022 年 9 月 30 日 刊行
ISBN978-4-88367-370-4
A5判 147頁
定価 2,640 円 (本体 2,400 円+税 10%)