図書館でのシリアスボードゲームジャムの報告から、図書館やレファレンスとゲームとの協働が生み出す可能性を探ります!
「図書館とゲーム部」では、これまで、図書館サービスにおけるゲームのありかたや、ゲームという文化の収集・保存等について問いを投げかけ、議論するためのフォーラムやトークを開催してきました。
本年度も、このようなオンライン企画の1つとして、2022年9月24日・25日に、くまもと森都心プラザ図書館を会場に実施された「シリアスボードゲームジャム2022(以下、SBGJ)」を事例としながら、以下のような点について議論し、考えるオンライントークイベントを開催します。
- SBGJのようなゲームジャムイベントを図書館で実施することにはいかなる意義や可能性があるか
- 図書館におけるレファンレスがゲーム作成支援においていかに機能するか
「つながりの学習(Connected Learning)」の流れのなかで、欧米を中心に、図書館内で子ども・若者にゲームづくりができるような機会を提供する活動も行われており、SBGJのような活動は、そのような欧米の図書館界の動向とも重ねて、その意義を評価しうるものです。
そこで、国語教育・読書教育の立場から「つながりの学習(Connected Learning)」の理論や実践を日本に紹介してきた研究チームのメンバーである石田喜美(横浜国立大学・准教授)が司会・聞き手となり、SBGJに異なる立場で関わってきた3人のゲストをお呼びし、それぞれの立場から見た、図書館やレファレンスの意義についてお聞きすることで、図書館とゲームとの新たな可能性を議論できればと思います。
【アーカイブ動画を公開しました】 11/6(日)16:00~に開催されたオンライントークのアーカイブ動画を公開しました |
【登壇者】
太田和彦(南山大学/SBGJ2021・2022実行委員会代表)
高倉暁大(熊本県立大学図書館/SBGJ2021・2022実行委員会メンバー/認定司書)
廣津祥(くまもと森都心プラザ図書館)
【司会・聞き手】
石田喜美(横浜国立大学/図書館とゲーム部)