書店・出版社に学ぶ図書館の品揃え
書店の減少が進み、その危機感から、昨年度には、「書店・図書館等関係者における対話の場」が開催され、出版社・書店・図書館の間での連携促進が謳われています。
2024年7月に日比谷図書文化会館で開催された「書店・図書館・出版社の実のある交流を目指して─ “はじめの一歩”から始めませんか!!」では、欠本調査をはじめの一歩として、出版社、書店、図書館等の関係者が一堂に会しての交流が行われました。
この取り組みをさらに進めるため、今一度「欠本調査」を取り上げてみたい。
「欠本調査」は、図書館ではあまりなじみのない用語かもしれません。改めて図書館の蔵書評価となると少しハードルも上がります。しかし、書店では、店頭在庫銘柄をチェックし、売れ筋商品などの品切れによる販売機会損失を防ぐため行われます。
書店での「欠本調査」がどのように行われ、それにより書店の品揃えはどのように行われているのか。また、出版社にとっての欠本調査とは?
きっと図書館にも生かせるノウハウがそこにはあります。
「欠本調査」をもとに図書館蔵書、配架について考えることで、出版社・書店・図書館が連携するきっかけとなることを期待いたします。
【プラグラム】
◆第一部
「欠本調査と図書館・出版社・書店の連携について(仮)」 菊池壮一氏(出版アドバイザー)
「書店での品揃え、棚づくり、在庫管理(仮)」 壹岐直也氏(丸善 丸の内本店)
◆第2部
パネルディスカッション
第1部のお二人に、欠本調査のキーとなる出版社の立場から有斐閣の江草社長、図書館現場経験も豊富な京都橘大学の嶋田教授に加わっていただき、図書館の品揃え、図書館、出版社、書店の連携について時間の許す限り語り合います。
■事前の参加申し込みは終了いたしました。当日の申し込みは可能です。15時10分から受付を行いますのでお名刺をご持参ください。
菊池壮一(出版アドバイザー)
壹岐直也(丸善 丸の内本店)
江草貞治(有斐閣)
嶋田学(京都橘大学)