事例から考える「地域ならでは」の資源の発掘・共有と 生涯学習の支援・促進に向けたデジタル化の進め方

開催日時
-
開催方法
会場開催(第9会場)
事前申込
定員
100

 図書館界でもDXが叫ばれ、AIなどが注目されていますが、「流行」に目を奪われすぎていないでしょうか。図書館にとって重要なことは、よりよいコレクション(資料)を構築・提供するというサービスの本質に立ち返ることではないかと思われます。飛躍的に進展するデジタル技術をコレクションの拡充・活用につなげることが図書館におけるDXの「本丸」といえるでしょう。

 全国には、さまざまな工夫を凝らしながら、館独自のコレクションのデジタル化と発信・活用に取り組んでいる図書館があります。本フォーラムでは、なかでもとくにユニークな活動を展開している小平市、豊橋市、美馬市の図書館から実践事例について報告・紹介をいただきます。その後、青山学院大学の野末俊比古先生のコーディネートのもと、「地域ならでは」の資料をいかに発掘し、デジタル化・アーカイブ化を進め、子どもから大人まで生涯にわたる学習を支援・促進していくか、これからの図書館の役割までを見据えて、議論を深めていきます。

 参加者の皆さんと一緒に図書館DXの本質を追求したいと思います。館種を問わず、図書館員の皆さんはもちろん、自治体・企業の関連部局・DX推進担当やデジタルアーカイブ機関をはじめ、図書館に興味があるすべての方、必見のフォーラムです。

 

参加申し込みは10月1日ごろを予定しております。

 

🔳登壇者プロフィール(敬称略)

 柴田 朋彦(しばた・ともひこ)

東京都小平市教育委員会中央図書館歴史公文書・調査担当主事。大学卒業後、2022(令和4)年に一般事務職員として小平市に入庁し、今年で図書館勤務3年目。現在は地域資料や特定歴史公文書を担当。2023(令和5)年10月に司書資格を取得。

岡村 龍男(おかむら・たつお)

豊橋市図書館学芸員。職務経験:埼玉県立文書館(公文書担当)、静岡市文化財課、島田市博物館を経て令和3年4月から現職。専門は日本近世史。著書:『渋沢栄一と静岡』(静岡新聞社)、「蔵書を地域の人びとの営みのわかる資料としてとらえなおす『羽田八幡宮文庫旧蔵資料』の郷土資料としての再構築」(『REKIHAKU』12号、文学通信)等。

梶浦 真子(かじうら・しんこ)

美馬市立図書館長。兵庫県出身。大学卒業後、香寺町立図書館(現・姫路市立図書館香寺分館)に勤務。2007 (成 19)年に(株)図書館流通センターに入社。阿波市立市場図書館を経て、2009 (成 21)年度から美馬市立脇町図書館(現・美馬市立図書館)に勤務。2017 (成 29)年度より館長に就任。2024 (和 6)年4月に日本図書館協会 認定司書を取得。

 

 【コーディネーター】

 野末 俊比古(のずえ・としひこ)

青山学院大学教育人間科学部長・教授、同大学革新技術と社会共創研究所副所長。学術情報センター助手、文部省社会教育官、青山学院大学文学部専任講師・准教授、国立情報学研究所客員准教授などを経て、現職。現在、国立国会図書館科学技術情報整備審議会基本方針検討部会長、東京都立図書館協議会議長、調布市立図書館協議会委員長、小松市未来型図書館アドバイザーなども務める。専門分野は図書館情報学・教育情報学、関心領域は情報リテラシー教育、学習資源(教材)開発。浜松市(旧引佐町)出身。

 

 

タグ(選択式〈推奨〉)
タグ(選択式にないものをフリー記述)
開催年
2024
主催
TRC-ADEAC株式会社
登壇者

柴田 朋彦(小平市中央図書館 歴史公文書・調査担当 主事)

岡村 龍男(豊橋市図書館 学芸員)

梶浦 真子(美馬市立図書館 館長)

 

コーディネーター

野末 俊比古(青山学院大学 教育人間科学部長・教授)

電話
03-3943-7124
メール
info-trc-adeac@trc.co.jp

関連フォーラム