東京大学「文化資源としての書物」履修生によるポスター発表
タイムトラベル 90年前の復興図書館展
東京大学「文化資源としての書物」を履修する学生(文化資源学研究室)によるポスター発表です。関東大震災後に東京大学でおこなわれた90年前の復興図書館展を調べ、Web上で閲覧できるホームページのかたちにまとめました。
ポスター発表の入口はこちら 「タイムトラベル 90年前の復興図書館展」
1923年9月1日の関東大震災によって、東京大学附属図書館(当時は東京帝国大学)は建物ばかりでなく、蔵書の大半を失いました。震災後、日本および世界各国から寄贈本が届けられ、図書館は復興をとげました。2022年現在開かれている「図書館総合展」も、一世紀たってから復元しようとすると、さまざまな記録が残っていないことに気がつくかもしれません。私たち「文化資源としての書物」を履修する学生は、90年前の復興図書館展の重要な展示スペースになった「大階段(総合図書館の中央階段)」を上り下りしながら、どのような展覧会がおこなわれたのかを推察しました。
東京大学総合図書館には、震災から一世紀がたったいまも、寄贈本が大切に保管されています。私たち「文化資源としての書物」履修生は、寄贈本が次世代の若い人たちにうけつがれ、震災をのりこえてきた図書館の歴史がひきつがれることを願っています。
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東京大学「文化資源としての書物」履修生一同 (担当教員:文化資源学研究室 野村)