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2024年11月5日~7日図書館総合展
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第9回 作家講演会青山美智子さん講演会日時:2024年10月6日 14時~会場:東京都立立川国際中等教育学校終了しました 今年の「東京・学校図書館スタンプラリー」主催、10代対象の作家講演会は10月6日に青山美智子さんをお迎えして開催されました。 当日は多くの小中高生が参加してくれて、青山美智子さんとともに楽しい時間を過ごすことができました。
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今年度の講演会にお迎えしたのは、青山美智子(あおやま みちこ)さんです( instagram / x )。
デビュー作『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞受賞。
『お探し物は図書室まで』は、米『TIME』誌が発表する「2023年の必読書100冊」に、唯一の日本人作家の作品として選ばれました。
『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』と、4年連続で著書が本屋大賞にノミネートされています。
ライブラリアンシップ賞 受賞 |
東京・学校図書館スタンプラリーはIRI知的資源イニシアティブが主催している「Library of the Year 2023」において「ライブラリアンシップ賞」を受賞しました。
受賞理由は「小さな一歩から大きな飛躍を遂げた学校図書館の10年間の軌跡」です。くわしい受賞理由については「Library of the Year 2023 受賞理由」をご覧ください。
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【第11回 東京・学校図書館スタンプラリー
2024年度も7月20日から8月29日にかけて、「第11回 東京・学校図書館スタンプラリー」を開催しました。今年度は国公私立33校(一部中止あり)が学校図書館を公開しました。
今年度の公開は終了しました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
今年度のイベントの詳細は「東京・学校図書館スタンプラリー」ホームページからご覧いただけます。
2024年度参加校一覧
国立 | 筑波大学附属駒場中・高等学校 |
国立 | 東京学芸大学附属世田谷中学校 |
国立 | 東京大学教育学部附属中等教育学校 |
都立 | 大田桜台高等学校 |
都立 | 小台橋高等学校 |
都立 | 国立高等学校 |
都立 | 国分寺高等学校 |
都立 | 小岩高等学校 |
都立 | 国際高等学校 |
都立 | 小平西高等学校 |
都立 | 杉並高等学校 |
都立 | 立川国際中等教育学校・附属小学校 |
都立 | 調布南高等学校 |
都立 | 西高等学校 |
都立 | 農業高等学校 |
都立 | 広尾高等学校 |
都立 | 三鷹中等教育学校 |
都立 | 南多摩中等教育学校 |
私立 | 神田女学園中学校高等学校 |
私立 | 錦城高等学校 |
私立 | 駒場学園高等学校 |
私立 | 聖学院中学校・高等学校 |
私立 | 玉川聖学院中等部・高等部 |
私立 | 田園調布学園中等部・高等部 |
私立 | 東京純心中学校・高等学校 |
私立 | 東洋英和女学院中等部・高等部 |
私立 | ドルトン東京学園中等部・高等部 |
私立 | 日本工業大学駒場中学・高等学校 |
私立 | 広尾学園中学校・高等学校 |
私立 | 宝仙学園中学校 高等学校 |
私立 | 明治学院中学校・東村山高等学校 |
私立 | 目黒日本大学中学校高等学校 |
私立 | 和光中学校高等学校 |
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東京の学校図書館を見よう! 知ろう! 楽しもう!
学校図書館を「ひらく」活動を続けている「東京・学校図書館スタンプラリー」(以下スタンプラリーと表記)のページです。
「学校図書館を見れば学校がわかる」を合言葉に、学校図書館を多くの人に公開することで、学校図書館活動に対する理解を深めてもらうことを目的に活動しています。
【東京・学校図書館スタンプラリーとは】
東京・学校図書館スタンプラリーとは、東京都内に置かれている国公私立の中学・高校・中等教育学校の学校図書館を広く一般に公開しているイベントです。参加校の学校司書・司書教諭で構成される「東京・学校図書館スタンプラリー」実行委員会が中心となって運営しています。
例年、児童生徒が夏休みとなる7月中旬から8月末にかけて、参加校の学校図書館を公開しています。イベントの参加者は参加校の学校図書館を自由に見学することができます。
学校図書館はふだん関係者以外はなかなか入ることができません。そんな学校図書館を見学できる貴重な機会として、多くの方にご参加いただいております。
東京・学校図書館スタンプラリー 開催のようす |
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【スタンプラリーの歴史】
第1回目となるスタンプラリーが開催されたのは2012年夏のことでした。
「東京・高校 学校図書館スタンプラリー」という名称で、13校の都立と私立の図書館が参加して始まりました。開催期間中に、当初の想定を上回る139名もの参加者があり、学校図書館への関心の高さがうかがえました。開催期間終了後に、参加者から引き続き来年も開催してほしいとの声もあり、翌年以降も引き続き開催することとなりました。
第1回 東京 高校学校図書館スタンプラリー |
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翌年の夏に開催された第2回では参加校も17校に増え、参加者も485名になりました。その後も回を重ねるごとに順調に参加校と参加者が増えていきました。当初は都立高校と私立学校で始まったスタンプラリーに、第7回(2018年)からは新たに国立の学校の参加があり、ようやく国公私立の34校の学校図書館を見ることができるようになりました。その年の参加者は1242名にまで達しました。
2020年の夏には第9回の「東京・学校図書館スタンプラリー」を開催する予定で準備をしていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの人が集まる学校図書館の公開は難しいとの判断をして中止しました。
翌2021年も新型コロナウイルス感染症の終息は見通せなかったため、リアルでの学校図書館公開は引き続き中止しました。
2022年の夏に、ようやく学校図書館公開を再開しました。未だ、学校に外部の人が数多く入るには難しい面もあり、学校図書館公開を実施できたのはわずか7校でした。それでも、公開を待ちかねていた多くの方が学校図書館を見学に訪れてくれました。この2022年度の公開の様子は「東京・学校図書館スタンプラリー」ブログ「レポート2022」に掲載しています。
2024年の夏は、ほぼコロナ前に近い形での学校図書館公開を行いました。都内中高33校(国立3校・都立15校・私立15校(一部公開中止あり))で開催いたしました。スタッフが案内する見学ツアーも実施しました。この年、累計の参加者が1万人を超えました。
2024年度の公開の様子は「東京・学校図書館スタンプラリー」ブログ「レポート2024」に掲載しています。
これまでの「東京・学校図書館スタンプラリー」の参加校については、「東京・学校図書館スタンプラリー」ホームページのHistoryタブをご覧ください。
第1回から第5回までの取組をまとめた報告書、「学校図書館をひらく-東京・学校図書館スタンプラリーの試み-(国立国会図書館カレントアウェアネス CA182)もあります。
このように、多様な学校が参加しているのが「東京・学校図書館スタンプラリー」の大きな特徴です。国立や都立、私立の各学校が一堂に会してイベントが行われることはほとんどありません。その意味で、学校の設置者の枠を越えた活動は高い評価をいただいています。参加者にとっても、それぞれに個性のある多様な学校図書館を見学できることが魅力になっています。
【スタンプラリーの内容】
〇 スタンプラリーのしくみ
スタンプラリーと名付けているように、参加者が学校図書館を見学すると専用の台紙がもらえ、そこにスタンプを押されます。スタンプは学校ごとに異なったデザインになっており、色とりどりのスタンプを集める楽しみもあります。
実行委員会では獲得したスタンプの数に応じたプレゼントをご用意しています。プレゼントの内容は回によって異なりますが、参加校の司書・司書教諭がおすすめの本を紹介した特製の「ブックガイド小冊子」や参加校の生徒が作った「しおり」、手作りの布製ブックカバー、本会が出版した本などが入手できます。特に特製ブックカバーは参加校司書の手作りの品物で、参加者の皆様にとても好評です。
主なプレゼント |
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〇 ブックガイド小冊子の配布
例年、スタンプラリーの参加者には、その年に新たに編集したブックガイド小冊子を配布しています。この小冊子には、参加校学校司書・司書教諭による最近発行されたおすすめの本がコメントとともに紹介されています。
このブックガイド小冊子の選書とコメントは、学校図書館と児童生徒を知り尽くした学校司書が作ったブックガイドならではのものです。なるべく最近出版された本を紹介するようにしているのも特色の一つです。
この小冊子はとても好評で、毎年発行される最新版を楽しみにスタンプラリーに参加されている方もいます。現場の学校司書からは選書に役立つと、一般の参加者からは面白い本が見つかるという声をいただいています。
会期中、参加者にプレゼントとしてお渡ししていますが、遠方に住んでいるなど参加が難しい方々からも手に取ってみたいとのご要望をいただいています。そこで、会期が終わった後に「東京・学校図書館スタンプラリー」ホームページからPDF形式でのダウンロードによる配布を行っています。
参加者プレゼントのブックガイド小冊子 | |
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参加校司書によるブックガイド小冊子 2024年版 『キミの推し本、見つかるはず』 最近出版された本を中心に選定し、日本十進分類法順に並んでいます。分類ごとに本を見つけることができるのが大きな特徴です。 2024年度版については「東京・学校図書館スタンプラリー」ホームページ上で、3月末まで配布しています。 |
【スタンプラリーから生まれた本】
第1回のスタンプラリーから、参加者へのプレゼントとして参加校司書・司書教諭によるブックガイド小冊子を作ってきました。小中高生に学校図書館のプロが自信を持っておすすめできる本が、紹介文とともに並べられています。
この小冊子の発行が5回に達したころ、これらの紹介文を本の形にまとめようという話が持ち上がりました。学校図書館の本のプロがおすすめするブックガイドはあまりなかったため、多くの方に知ってもらいたいとの気持ちから出版することに決めました。
第5回までの5冊で紹介された本から300冊を厳選して編んだのが『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300』(ぺりかん社 2017年刊)でした。この本は幸いにして多くの方に受け入れられ、子どもの読書に役立つブックガイドとして役立てられています。
その好評を受け、第8回までの3冊をまとめて新たに『もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220』が2020年8月に出版されています。
これら2冊の本は、東京・学校図書館スタンプラリーの参加校の協力のもとで完成したものです。児童・生徒の読書に関わる多くの人に手に取ってもらい、子供たちの読書の参考にしてもらいたいと願っています。
東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会編著 ぺりかん社
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もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220 東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会編著 ぺりかん社
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2023年7月22日から9月30日に、都立多摩図書館の企画展示「みなさんの選書を応援します―都立多摩図書館のおすすめ本-」が開催されたました。その展示の一環として『もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220』掲載本全点の展示が行われました。
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【未来の読者を育てる ~ 作家講演会】
東京・学校図書館スタンプラリーでは、読書が好きな中高生に向けて作家をお招きした講演会を企画しています。中高生に人気の作家や、中高生に年齢が近い作家の話を聞くことで、中高生たちが様々な刺激を受け、新たな創作者や読者として成長してくれることや自分たちの進路について考える機会を与えたいという思いで実施しています。
これまでに8回の講演会を実施しました。以下の作家にご登壇いただいています。
お名前をクリックすると、作家講演会のレポートページを見ることができます。
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作家のお名前 |
会場の様子 |
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第1回 |
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第2回 |
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第3回 |
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第4回 |
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第5回 |
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第6回 |
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第7回 | 吉野万理子さん | ||
第8回 |
逢坂冬馬さん | ||
第9回 |
【新型コロナにおける東京・学校図書館スタンプラリーの取組】
2012年から継続して開催してきたスタンプラリー。しかしながら、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症拡大のため、2020年と2021年の開催は残念ながら中止となりました。
しかし、そのような社会状況であっても、多くの方に学校図書館を知ってもらいたいという思いから、スタンプラリーの歩みは止まりませんでした。無理のない範囲でできる限りの活動を行っていきました。
〇 図書館総合展への出展
「東京・学校図書館スタンプラリー」は、2018年の図書館総合展に初めて出展を行いました。「埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会」と共同で「つなげ屋」と名付けたブースを設け、学校図書館の活動を紹介する展示とセミナーを実施しました。ポスターセッションでは本会の活動を振り返る展示も行いました。
新型コロナ感染症により図書館総合展もオンライン開催となった2020年。
「東京・学校図書館スタンプラリー」は新たな活動の場を求めて図書館総合展に再び出展しました。実際に学校図書館を見てもらうことはできませんが、ポスターセッションで本会の活動を動画とポスターで紹介するとともに、作家の佐藤青南さんをお招きした講演会をオンライン配信するという新たな取り組みを行い、多くの方にご覧いただくことができました。
これらの取り組みが評価され、2020年の図書館総合展表彰では日本事務器賞をいただくことができました。
日本事務器賞の賞状と記念品 |
この日本事務機器賞の賞状と記念品の授与のために、実行委員長の所属である都立南多摩中等教育学校にお越しいただき、取材を受けました。現在、日本事務器様のネオシリウス・クラウドサイト、「活動報告」にその様子が掲載されています。「東京・学校スタンプラリー」の目的や取り組みを丁寧にご紹介していただきました。こちらもぜひご覧ください。
☆ 日本事務器 ネオシリウス・クラウドサイト
「図書館を見ると学校がわかる!?」東京・学校図書館スタンプラリー
2021年も新型コロナウイルス感染症の波は収まらず、夏の学校図書館公開は中止とせざるを得ませんでした。
そこで、2020年度に引き続き、図書館総合展ポスターセッション部門に出展しました。
2021年に初めて行った取り組みとして、「バーチャル学校図書館スタンプラリー」があります。参加各校で制作した学校図書館紹介動画を掲載し、参加者の方に視聴していただくことで、学校図書館について知ってもらう取り組みです。14校からバラエティーにあふれる動画が集まり、多くの方にご視聴いただきました。
期間中には作家講演会も図書館総合展のイベントとして開催しました。作家の伊吹有喜さんをお迎えし、会場とオンラインのハイブリッドでの実施をしました。会場では中高生が、オンラインでは全国から登録のあった多くの方が参加し、一緒に伊吹さんの世界を体験しました。伊吹さんからは『雲を紡ぐ』で使われた資料やショールなどもお見せくださり、より作品世界を深く知ることができました。
これらの取り組みをご評価いただき、その年の図書館総合展ポスターセッション部門で来場者投票賞第4位をいただくことができました。
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そして、ついに2023年度、第10回「東京・学校図書館スタンプラリー」開催し、学校図書館の公開を行うことができました。久しぶりの開催にもかかわらず、多くの方にご参加いただきました。
新型コロナ感染症による中断を経て、「東京・学校図書館スタンプラリー」を継続できたのは、多くの方のご支援があったからです。支えてくれた皆様に感謝いたします。
【東京・学校図書館スタンプラリーのこれから 】
2024年度には第11回の「東京・学校図書館スタンプラリー」を開催しました。学校図書館を良くするためには,学校図書館を知ってもらうことが大切です。
「東京・学校図書館スタンプラリー」実行委員会では、2025年度も第12回「東京・学校図書館スタンプラリー」を開催する予定です。このページをご覧になり、学校図書館に興味を持たれた方はぜひご参加をご検討ください。