【2024年のブースはこちら】
ウィキペディア(Wikipedia)を読む人、編集する人、みんなでつくる展覧会です。立案者のよびかけはこちら。
企画概要
(1)全国各地のウィキペディアエディタソンと活動紹介
事例や取組を紹介をいただける方は、こちらからご登録ください。
すでに紹介いただいた事例一覧はこちら
内容の一例
- ウィキペディアタウン
- 多くはまちあるきイベントを伴い、地域コミュニティの活性化や地域情報のアーカイブなどをねらって、地域を題材とするエディタソンを、日本では「ウィキペディアタウン」と呼んでいます。全盛期には日本全国で100か所以上開催されてきたウィキペディアタウンは、その後どうなっていったのか。各地の多様な取組の成果や工夫には、あなたの地域にも活かせるアイデアがあるかもしれません。
- Wikipediaブンガク、WikiGap(ウィキギャップ)、Wikipedia OYA、酒ペディア……ほかにもある様々な編集企画
- 文献があれば誰でも編集できるWikipediaに注目しているのは、図書館や地域コミュニティばかりではあ りません。まだあまり世に知られていないアノ場所・アノ人を紹介したい! ジェンダーギャップを正したい!など、個人が熱い想いで企画する多様な分野の編集イベントがWikipediaにはあります。
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付記
ウィキメディア財団より、エディタソン等 助成制度のご案内
(2) ウィキペディアサロン
登壇をご検討の方は、こちらからご登録ください。
開催予定のフォーラムはこちら
内容の一例
例えば「Wikipediaと私」をテーマに語る“人物図書館”や、「ウィキペディアエディタソンにかける企画者の想い」など、スピーカー各自がテーマを設定し、Wikipediaやウィキペディアタウンなどのエディタソンについて語ったり、Wikipediaを編集するワークショップを開催したり。何が出るかは後日のお楽しみ!
(3) カンファレンス会場ブース出展 - 詳細は各イベントページにて。
- 11月5日(土)10:00-18:00◆カンファレンスin機械振興会館(東京都港区芝公園3-5-8)
- 11月26日(土)10:00-18:00◆カンファレンスin鳥取(鳥取市)
「ウィキペディア展覧会」の趣旨
オンライン百科事典Wikipediaは、誰でも自由に編集したり、一定の条件のもとでコピペして利用したりすることができます。出版社の刊行する百科事典とちがい、Wikipediaの記述は校閲を受けません。その替りに、Wikipediaを編集する人は、それを読む人が自分で検証することができる図書館の本などの出典情報を併記することが期待されています。
2016年、世界中の図書館員に向けて、1日15分間Wikipediaを編集して、Wikipediaの記述に図書館の本などの文献情報を追加しよう!というキャンペーンが開催されました。この「1Lib1Ref(ワンリブ・ワンレフ)」運動は、その後毎年の定例イベントとなり、Wikipediaと図書館員の距離を縮める一役を担ってきました。
デジタルアーカイブの推進から、著作者の没年を調査する国立国会図書館や都道府県立図書館の取組(「没年調査ソン」等)は、出版物等の著作権保護期間が明確になることで、原則として自由に二次利用できる情報しか掲載できないWikipediaの内容の充実にも大きく貢献しています。
日本では、図書館などが地域住民と協同し、地域の項目をWikipediaに作成する編集イベント(エディタソン)「ウィキペディアタウン」が、「地域情報資源を活用した公共情報資産の共創活動」として注目され、2017年にはLibrary of the Year優秀賞を受賞しました。
コロナ禍を迎え、ウィキペディアタウンをはじめとする数々のエディタソンは、多くの地域で、不特定多数に参加を呼びかけた公開型の企画から、参加者を限定した小規模・非公開型の企画へと変容し、その実態が把握されにくくなっています。その結果、新たにエディタソンを開催したい人々が運営の参考にできる情報は限られてしまい、適切な協力者を見つけることも簡単ではありません。
本展では、Wikipediaに関係する(読むだけの貴方も含む)あらゆる個人・団体が、Wikipediaを通して得た知識や経験を広く共有し、Wikipediaを編集してみたいと思っている個人や、ウィキペディアタウンなどWikipediaを活用した企画の開催を夢見る人々、ICT活用や情報リテラシー教育の様々な手立てを模索する学校関係者等、あらゆる人々に、一歩を踏み出すちょっとしたヒントを与えるかもしれない事例と体験の機会を提供します。