探究学習に取り組んでいる公立学校の学校図書館を紹介します
東京都立南多摩中等教育学校は東京都立の中高一貫校の一つです。文部科学省「WWLコンソーシアム構築支援事業拠点校」や東京都教育委員会の各種指定校に指定され、「フィールドワーク」と名付けられた探究学習が活発に行われている学校です。
今回、昨年度に実施し好評だったオンライン学校図書館見学会を再び行います。
新学習指導要領が来年度から全校種で導入され、学校図書館を活用した学びを行うことが求められています。探究学習での学校図書館の活用の様子や、GIGAスクール構想による1人1台端末時代の「情報センター」としての学校図書館の役割についても紹介します。
探究学習や学校図書館の「情報化」に興味のある方の参加をお待ちしています。
【都立南多摩中等教育学校とは】
都立南多摩中等教育学校は都内に10校ある公立中高一貫校の一つです。令和元年度に開校10周年を迎えた新しい学校です。前後期6年間の一貫教育を通して「人間力の南多摩 心―知―体の調和」を教育理念とし、国際社会の様々な場面で活躍する人材育成を目指しています。
本校について詳しく知りたい方は学校案内をご覧ください。(都立南多摩中等教育学校HPへのリンクです)
【南多摩中等教育学校図書館について】
都立南多摩中等教育学校の図書館は、建物の2階にあり、広くて明るい図書館です。
蔵書冊数は約43000冊、新聞は8紙、雑誌も13誌購入しています。英語多読図書のコーナーや探究学習のコーナー、科学道100冊コーナーなどの特設コーナーもあり、学習や読書で活用されています。また、館内に50台のPCを置くなど、学校教育の情報化の中心の場として機能しています。
【オンライン学校図書館見学会について】
本校図書館の活動を多くの方に知っていただくことと、将来、学校図書館で働いてみたい人のために、図書館総合展のオンライン学校見学会で本校図書館を公開します。
日時 : 11月23日(火) 10:00~11:00
学校図書館見学会では、専任・専門・正規の学校司書による南多摩中等教育学校及び同図書館の説明と、バーチャル図書館見学ツアーを行います。質疑応答も受け付けます。
公立学校ということもあり、建物も古く、決して見た目が派手な学校ではありません。ですが、本校の特色ある教育やGIGAスクール構想に対応した学校図書館の活動の様子を見ていただく予定です。
配信は Zoom を利用します。
【アーカイブの配信について】
当日参加できなかった人のために、アーカイブの配信を行います。配信は2022年3月31日までを予定しています。(好評につき延長しました)
視聴を希望する方は以下のフォームから申し込みを行ってください。申込完了後に動画のURLが表示されます。リンクをコピーしてご視聴ください。
https://forms.gle/N4JCDXaoopozhbDr9
視聴後はアンケートのご協力をお願いします。アンケートでいただいたご意見をもとに、図書館をより良くしていきます。
https://forms.gle/pU5nn9EbmgDFq3G86
【申し込み方法】
オンライン学校図書館見学会に参加を希望される方は、以下にある申込フォームに必要事項をご入力ください。(先着50名様)
(10/19) 申込受付を開始しました
(10/27)配信の都合により、定員を30名に変更しました。定員になり次第、受付を終了します。
(11/3)ご好評により申し込みが30名を越えましたが、定員を50名まで増加しました。
すでに席は残り少なくなってきています。参加ご希望の方はお早めに申し込みをお願いします。
(11/5)当初予定定員の50名に達しましたので、本日19時で受付を締め切りました。
申し込み完了後、前日までに本校から当日のZoomIDとパスコードを記したメールをお送りします。
都立南多摩中等教育学校 学校司書 杉山和芳
東京都に司書として採用されてから24年、その間に様々な都立学校に学校司書として勤務。これまでに経験した学校は、定時制、島嶼、全日制普通科、単位制、中等教育学校がある。現任校である都立南多摩中等教育学校は3年目となる。
「東京・学校図書館スタンプラリー」では、第4回から実行委員長を務め、学校図書館を広める活動をしている。「東京・学校図書館スタンプラリー」が発行した『学校図書館の司書がすすめる小中高生におすすめの本300』『もっとある!学校図書館の司書がすすめる小中高生におすすめの本220』、『探究に役立つ!学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド』(以上、ぺりかん社刊)の編者もしている。
令和3年度より國學院大學非常勤講師