令和6年能登半島地震 特集フォーラム Part2

開催日時
-
開催方法
会場開催(第4会場)
定員: 200
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日本はこれまで幾度となく自然災害に見舞われてきました。

2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震では、多くの図書館が被災し、それらの復旧・復興に支援団体が関わってきました。

本フォーラムでは、過去の震災における図書館支援の経験を振り返り、そこから何を学び、2024年の能登半島地震にどのように活かしているのかを、支援者の視点から共有します。

また、災害時の支援を単発的な「緊急救援」として終わらせるのではなく、持続可能で汎用性のある仕組みとしていくための課題と可能性についても考察します。

災害時の文化・教育資源としての図書館の重要性を改めて捉え直す機会とし、今後の備えに資する議論を深めます。

輪島の朝市(2024年4月16日)

 

登壇者(予定)

  • 和田功 氏(一般財団法人日本出版クラブ 事務局長/日本出版クラブ震災対策室運営委員)
  • 鎌倉幸子氏(特定非営利活動法人エファジャパン プログラムマネジャー/日本出版クラブ震災対策室運営委員)
    • 能登の置き本
       
  • 寺地寛氏(キハラ株式会社 取締役)
    • 輪島市へのブックトラックの提供/町野分館への支援
       
  • 石塚咲氏(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会国内事業課 課長) 
    • 移動図書館活動 「ほんねんて!ブックカフェ」、南相馬市立中央図書館の移動図書館サービスの経験を共有
  • 中村詩織氏(一般財団法人日本食育HEDカレッジ 代表理事) 
  • 関尚士氏(特定非営利活動法人エファジャパン 事務局長)
    • レスキューキッチンカー&ブックカフェ

<支援を受けて>

  • 輪島市立図書館:堂ヶ口真奈氏 

 

登壇者の活動内容

▮日本出版クラブ震災対策室

能登の置き本

5自治体(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、七尾市)の自治体と協働し、35カ所の公民館や仮設住宅本棚を設置。

本は地元で復興した書店から購入を中心に行い、季節ごとに、リクエストに応じた本の配布を行っています。

出版社、取次、地元の書店、そして自治体との連携モデルとなっています。

能登の置き本

 

▮キハラ株式会社

輪島市へのブックトラックの提供/輪島市立図書館及び町野分館への支援

キハラ株式会社は、日本図書館協会災害対策委員会からのお声がけを受け、公共図書館や学校図書館へブックトラックを寄贈しました。

また「笑顔を届けるプロジェクト」として、移転再開した輪島市立図書館には熱中症対策のスポットエアコンを寄贈し、町野分館再開に向けて一部書架の寄贈とレイアウト変更作業を支援しました。

キハラ株式会社

 

▮公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

移動図書館活動 「ほんねんて!ブックカフェ」、南相馬市立中央図書館の移動図書館サービスの経験を共有

石川県輪島市において、避難所運営のサポートや物資配布による環境改善、在宅避難者への配食、入浴・買い物公民館での移動図書館支援バスの運行、サロン・足湯 、家屋片付けなどニーズに応じた活動を実施しました。

2024年7月からは輪島市立図書館と連携し、仮設住宅や公民館を巡回する移動図書館活動 「ほんねんて!ブックカフェ」 を展開。図書を通じて被災された方々が日常を取り戻し、交流のきっかけを得られる場づくりに取り組んでいます。

また、南相馬市立中央図書館の移動図書館サービスの経験を共有いただきながら、活動を行っています。

シャンティ国際ボランティア会

 

▮日本食育HEDカレッジ&エファジャパン

レスキューキッチンカー&ブックカフェ

SDGsのフードロス削減と防災をテーマにした日本初の「レスキューキッチンカー®」は能登半島で20回以上炊き出しを行っています。

また2024年11月より、レスキューキッチンカー®の炊き出しの場所で開かれているブックカフェの活動を紹介します。

レスキューキッチンカー&ブックカフェ

 

 

対象者

  • 出版・図書流通関係者
     
  • 図書館職員・関係者
     
  • NPO/NGO関係者
     
  • 災害支援に関心のある一般来場者
     

 

お持ち帰りいただきたいもの

  • 災害支援における図書・図書館・書店の役割と意義の再確認
     
  • 支援の継続性や汎用性を高めるための知見の共有
     
  • 出版界・図書館界・NPOが連携する今後の可能性の提示

 

司会進行

  • 鎌倉幸子氏(エファジャパン/日本出版クラブ震災対策室運営委員/図書館総合展運営委員)

 

関連スペース・フォーラム

 

▮レスキューキッチンカー®

レスキューキッチンカー®は、もしも災害が起こっても、すぐにその場で温かい食事が提供できるよう特別に装備されたキッチンカーです。

炊き出し用の鍋や食材(500人分以上)、テントや簡易トイレ(2,000回分)、担架や車椅子になる立看板などを常備しています。

能登半島地震の被災地で20回以上炊き出しを行っている日本食育HEDカレッジのレスキューキッチンカー®が総合展の会場に!昼ごはんの販売を行っています。

▽レスキューキッチンカーの詳細はこちらから

レスキューキッチンカー(日本食育HEDカレッジ ) | 図書館総合展

 

レスキューキッチンカー®

 

【災害と図書館2025】連続フォーラム 

10/23(木)

 ■ 第1部:災害アーカイブの構築と教育現場での活用

  10:30-12:00 (主催:国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室) 

 ■ 第2部:被災地図書館の経験と災害アーカイブの可能性
      (能登半島地震 特集フォーラム  Part1)

  13:00-14:30 (主催:図書館総合展運営委員会・図書館災害対応研究会)

▽第2部の詳細・お申込みはこちらから

被災地図書館の経験と災害アーカイブの可能性 | 図書館総合展

 ■ 第3部:震災と本の支援の軌跡から能登へ ― 過去の教訓と今できること
      (能登半島地震 特集フォーラム  Part2)

  15:30-17:00 (主催:図書館総合展運営委員会)

 

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